一瞬のような一ヶ月。最後のファベーラツアー。
チリからサンパウロへ飛び、そこからリオに戻って来ました!
経済都市サンパウロだけど、、、
サンパウロなかなか発展してる!街をぶらぶら〜。
いろんな世界的にも有名なお店が立ち並ぶマーケット通り。
こんな発展してるマーケット通りにも、路上で生活してる人や足がまるで怪獣の足のように大きく腫れ上がり爪がめちゃくちゃの人、片足ない人がお金を要求している姿を見てなんか悲しくなった。
ブラジルは急激に発展してきているところだから、その発展の波に乗れないと僕が見たような人たちのようになるんだろうなって思った。この土地の歴史的な背景はわからないので無責任なことは言えないが。。。1つ言えるのは、その経済発展で喜ぶ人もいれば、犠牲になる人も少なからずいるということだ。もちろん波に乗れなかった人たちもいろんな理由があるんだろうけど。
自分で移動できない人は朝に(大体はマフィアとかそういう裏の集団に)車で連れてこられて、日中通行人にお金をせがみ、夜にまた回収されるっていう一種のビジネスのような形態もどうやら確立されてるみたいだな。明らかに自分で動けないでしょっていう人を何人も見たけど夕方には全員その場所からいなくなってた。
言葉は失礼かもしれないけどこういうものを見るたびに本当に興味がわく。リオデジャネイロのところでも書くけど、世界有数のスラム街の人たちの生活を見て、ガイドの話を聞いて、そのことに関する本を帰国前なのにアマゾンで買いましたw
サンパウロの日本人街
さて話は変わり日本人街について。
サンパウロはブラジルの中でもアジア人が多い街。リオでアジア系の顔はほとんど見ないのですが、サンパウロは結構います。
1900年に入ってから日本人の(経済発展?のため)ブラジルへの移民が多く、皆、サンパウロ州に住んだそうです。やがてサンパウロ(街)に移り住み、日本人街(アジア人街)を作ったとのこと。日系ブラジル人の約70%はサンパウロ州に住んでるんだとか、、、
ここの歴史についてあまり詳しくないのですが、ちょっとした記事見つけたんで興味ある方はどーぞ。日本人資料館、地図なくて行けなかった。残念。
日本人街
京都(お土産屋さん)っていうお店に入ってみると、 ”和”っていうものもあれば、これ中国(韓国)じゃんwっていうものもたくさんありました。他の国でチャイナタウンは何箇所か行ったことはあったけど、日本人街は初めてだったから、海外から見る日本を見れてちょっと面白かった。日本のお菓子、カップ麺、酒もいろいろあったなぁ。
リオデジャネイロ再び
ラストフライとのためリオに戻って来ました。(2回目)
今回のリオはずーーっと行きたかった場所にツアーで行って来れました!
世界有数のスラム街、ファベーラ。しかも南米最大のスラム地区ホッシーニャ。
ここファベーラはブラジル超経済格差の産物。街を追いやられた人たちがこぞって家を立て始めたのがきっかけ。複数のマフィア団体がここら辺一帯を統治しており、大人子供関係なく、銃、ドラッグ、殺人が日常茶飯事の場所。地元のファベーラ出身の人以外は一切近寄らない。またマフィアの手にかかれば身元不明にして人を殺すことなど容易いことのよう。
ギャング抗争と死体処理…ブラジル・スラム街に住む男に聞いた、ファベーラの日常 - エキサイトニュース
中はいたるところにゴミ溜めがあり、生活用水と混じって異臭がプンプン。
電気も勝手に引っ張っているため(盗電)道はコードだらけ
ガイドさん(ファベーラ出身)曰く、ファベーラには国が一切関与していなく、ファベーラの中で病院、お金すべてまかなっているのだとか。ファベーラにはなんでもありました。子供の保育施設もあり、働きに出ている親がいる子供はそこに預けられ1日を過ごします。
職員は世界各国からのボランティアの人たちと地元の人。
働いてる大人も外部からファベーラにお金を持って来るために観光業としてファベーラツアーをしているみたい。そのせいか僕らが通った道の人たちは観光客慣れしていて、笑顔で挨拶してくれる人がたくさんいました。
歩いていると所々家の中が見えたのですが、なかなか立派な生活をしてるような家が何軒も。でっっかいテレビも持ってました。これが今ファベーラで問題になっているそうで、中流階級者がファベーラに流入し、貧困者の住む場所がなくなってきているとのこと。
安全のため比較的お金を持った人たちが住んでるルートを通らされたんだと思いますが、表面的には銃、ドラッグ、殺人が日常茶飯事のような場所には見えません。でも所々行ったら危なそうな道が。こんな建物を見るとやっぱりスラムなんだなって実感します。
壁にはいろんな絵が
ファベーラは個人でふらっと入って行けるような場所ではありません。
至る所から銃を持った人が監視しているし、マフィア同士のきっちりとした縄張りがあるため、連絡もなく、見知らぬ人が縄張りに入って行こうもんなら冗談抜きで頭に銃弾が飛んで来ます。僕らが参加したツアーもずっと見張られていたんだとか。。。
一見、中はもっと危険そうに思うファベーラ。しかし、ずっと見張っているためお客さんに対して、地元の人が盗みを働いた場合、身元を判明させてほとんどの確率で盗まれたものが帰って来るそうです。
上でも書きましたが、このファベーラツアー、ほんんんとに興味深かった!すっごく面白かった!!!!平和そうな中にも悲惨な話は数え切れないほどあるそう。残念ながらブラジル経済=ドラッグという話も。ガイドさんがいろんな話ししてくれたのですが
ガイドさんの英語が僕の聞きなれないアクセント(ポルトガルアクセント?)っていうのと単語が難しいっていうので説明が少ししかわからなかった、、、
わかった内容も頭から飛ぶ始末。。。僕の英語力なんてこんなもんです。。。帰って本を読みます、すっごい興味持ちました。
ブラジルに訪れた際はファベーラツアーに参加されることを是非おすすめします。
アンテナ張っていろんなところを見てると今までの自分の考えを覆えすものがあるかも。
今回南米を周って、今までに行ったことがないような場所に人の生活があり、歴史があり、それを多少なりとも肌で感じれたのはとても貴重な体験だった。
まぁこの話は旅のまとめとして次回書きます。
コルコバードの丘のキリスト像
そして最後にブラジルといえばこれ!
キリスト像。山の下までバスかなんかで行って、そこから電車かバンで頂上まで行きます。そして山の頂上。リオの街が一望できます!すっげー気分良かった!
肝心のキリスト像はというと
おきまりポーズでいっぱいw
一人で写真撮られるのはあまり好きではないのですが、なんとなく1枚。
おきまりポーズというか飛んでますww
そんなこんなのリオ旅第2弾でした!そして最終日の今日は街をぶらぶらし、青いグアバにかじりつき、教会で身を清め、日本語勉強中のブラジル人と喋り、海で物思いにふけた1日でした。
有名なコパカバーナビーチ。波が、、、で、デカすぎる
そして別ビーチ
さて今からフライト!!!
New Yorkまで11時間。アメリカでなにもありませんように。。。
ブラジル、いい国だったなぁ。