ヒッチハイク女子現る!!
後輩から連絡が!
こんどーさーーん、時間ないですか??
突然、来た連絡。どうやら後輩が東京に遊びに来ていたようだ。
その夜、新宿で合流し、後輩の友人を含めていろんな話をする。
そして話は僕が旅を始めた理由に。。。
僕が旅に出た理由
遊びに遊び続けた大学時代、ある日、そんな生活に物足りなさを感じ始めたのがきっかけだった。何をしても満たされないものが心の何処かに確かに感じていた。
よく言う、心にぽっかり穴が空いている状態。その穴は始めは小さな小さなものだった。しかし、気が付いた時には大きな大きな穴になり無視できない状態に。何か足りない、でもそれが何かわからない。延々と埋まることのない何かを探し続ける日々。
そんな中、決定的な出来事が、、、並々ならぬ情熱を持っていた(つもりだったかもしれないが)教員という夢の挫折。
あれを挫折と呼んでいいかわからないけど、僕の中では人生最大の失敗。挫折。
ちょうどその時期は何もかも上手くいかないかった。何をしても満たされない。夢は無くなってしまう。生きていても楽しくない。
そんな風に考えるまでに。
その挫折から三ヶ月は大学には一切行かなかった。していたことと言えば、朝に遊びから帰ってきて、昼過ぎまで寝る。学校に行くフリをして家を出て、したくもないパチンコで時間を潰し、その後バイトに行く。終わったらまた朝まで遊ぶ(遊んでいないとおかしくなりそうだった)
生活を本当に変えたかった。でもどうやって変えたらいいかさっぱり見当がつかない。時間は経つばかり。
そんなある日、人生を変える出会いが。
『自分の常識の外に飛び出そう!誰が決めたかもわからない常識の壁をぶっ壊そう!
そして自分だけの人生を生きよう。』
そんなメッセージをその方の昔話とともに受け取った。話の内容はというと、その当時の僕にとってはまるでテレビの中の話。それを遠い目をして懐かしそうに語るその人が光って見えた。今までにないくらいの強い衝撃だった。
『こんな人に俺もなりたい』
最後、話の締めくくりに
『それだけ悩んでも悩んでも自分が何を求めているかわからないなら、もう行動するしかないよ!!大丈夫。失敗したっていい。何か自分の非・常識の世界へ飛び込む決断をし、そのスタートラインに立った瞬間から何かが変わっているから』
雷に打たれた瞬間だった。何かが変わる。奥底から湧いてくるものを感じた。
『暗ーーい、暗ーーい洞窟の中を長い間彷徨い続けたところに見えた一点の小さな光。気のせいかもしれないぐらい小さな光。でもそれを追いかけることに疑問はなく、全力でその光を目指そうとする』そんな感覚。
身近にこんなにはっとする出会いがあったのだから、1億人以上いるこの日本に自分を変えてくれる人がいるはずだ!!自分を変えてくれる人に会いに行こう!
考えてみれば、自分が生まれた国、日本を自分の国なのにまだまだ知らない、行ったことのないところだらけ。教科書で見る有名なお寺やお城は写真のみ。そんなの外国人と何ら変わらない。そこにどんな人たちがいるかもわからない。もっと自分が生まれた国を知ろう!日本人を知ろう!たくさんの人生に触れよう!!
ということで(たくさんの人と話すためのヒッチハイク、考え事をひたすらする電車)の日本縦断の旅がはじまった。
こーーーんな
感じで見ず知らずの自分が
様々な人から
愛情をいっぱい頂いた旅。そんな話をしていたら
本題のヒッチハイク女子誕生!!!
「うわぁーー、バス時間迫って来た。もっと色々話したい。決めた!!
バス見逃して、ヒッチハイクで帰る!!」
え?
いやいやいや、まさか
Mちゃん「だって就職前の今しかできないって思った!」
え?
最初は冗談かと思っていた。
ガチだった、、、
今までヒッチハイクしたことがある女の子にはあったこともあるし、そんな子が意外といっぱいいるのも知ってる。前に読んだけど、こんな本も出てる
けど!!こんなにすんなり、しかも身近な後輩がするなんて夢にも思わなかった。
コンビニからダンボールを調達し、準備中♪
Mちゃん「うわぁ〜ワクワクして来た♪」
そんな0から1歩を踏み出す人を見守れるのは本当に自分もワクワクする!!!!
じゃん!!
ヒッチハイクで乗せてもらいやすい方法や場所を教え、いつものニコニコ顔で大きな一歩を踏み出したのでした。
そんな彼女の勇敢な後ろ姿を見送った1時間後、連絡が!!
Mちゃん「近藤さん!!!乗せてもらえる!!!」
なかなか止まるところがない大きな道路でなんとか乗せてもらえる人に出会えたようだ。
ヒッチハイクや海外バックパッカーの経験なんて仕事や自分の夢に直接は関係ないかもしれない。ある人はお気楽もの。世間知らずなんていうかもしれない。
でも
先が見えない未知の世界への、下手すりゃ死ぬ危険もあるような一歩あなたは踏み出せますか?
将来に直接関係なくても、未知の世界に飛び込んだっていう経験は一生の宝物になるはずだ。一生の自信になるはずだ。その一回で人生が変わるかもしれない。
口でいろいろ言うのは簡単だけど実際に行動できる人はほんのごくわずか。
やめる理由を見つけるのは簡単だけど、それをものともしない、やる理由を見つけるのはむずかしい。それは男女関係なしに。
できればこの記事を悩み多き、まだくすぶってるある友人に読んでもらいたい。
彼女からすてきな刺激をもらった。
俺もがんばらなきゃ!
高橋歩信者ではないが、でも確かに人生の大きな可能性を知った1冊。この本をふと思い出した。また読んでみようかな。
P.S.
Mちゃん
引き続きヒッチハイク気をつけて!!心をオープンに素敵な旅を!出会いを!